「ホーホケキョとなりの山田くん」の世界

スタジオジブリ作品といえば、日本を代表するアニメ作品を数多く世界に発信していることで有名です。そのジブリ映画の二大監督といえば宮崎駿監督と高畑勲監督です。「ホーホケキョとなりの山田くん」は高畑監督の作品です。この映画は水彩画風で描かれた作品で映画が完成するまで膨大な時間と手間暇がかかっています。しかし映画の内容をみると中身がコミカルな内容なのでその手間暇が全く分かりません。端的に面白いからその制作過程の大変さがわからないのです。罪な映画です。この映画の舞台設定はサザエさんに近いものがあります。もともとの原作が新聞の四コマ漫画であることもそうですし、中身が家族をモチーフにしていることも似ているところになります。ただ、映画を見てみるとわかりますが、主人公が誰なのかよくわかりません。お母さんが主人公のような気もするのですがタイトルからすると息子が主人公になるはずです。でもやはり中身の主人公はどうしてもお母さんに思えます。その辺りは映画を見ている人が決めてもいいのでしょうが。高畑監督といえば真っ先に出てくるのが「火垂るの墓」でしょう。その「火垂るの墓」の真逆に位置するのがこの「ホーホケキョとなりの山田くん」になると思います。ギャグとコメディを散りばめたユーモアあふれる作品に仕上がっています。おそらくテーマは「家族愛」なのでしょうが、面白いので深読みせずにただその面白さに没頭すればいい映画ではないでしょうか。

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