藤原瞳先生について

いしいひさいちの作品が新聞4コマに取り上げられたときも驚きましたが、まさかあのジブリ映画にまでなるのだから「ホーホケキョとなりの山田くん」は作品的にも世界観的にもすごい深いものを持っているんだと思います。おなじみの山田家族を正面から家族として受け止め描いた、高畑監督の着眼点は流石だと言えます。糸井重里のキャッチコピー「家内安全は、世界の願い。」このコピーも好きなんです。短い言葉で家族愛や世界平和、人類愛についてまで思いを馳せるだなんて素敵です。「ホーホケキョとなりの山田くん」と言えば、脇役も人間味溢れる人たちばかりなので観ていてほっとするんです。特にお気に入りなのが天真爛漫でいてどこかクールなところもある藤原瞳先生の存在です。彼女と山田ののちゃんのやりとりは実は教育にとってなにが大切なのかを示してくれているものだと感じます。あと、この作品で印象深かったのは酸水彩画風に構築された画面です。素晴らしい世界観です。

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